守るため

避雷設備の今後と予測

避雷とは文字通り雷の被害を避けることであり、避雷設備といった場合は建築物などを雷の直撃による被害から守るために設置される設備の総称です。よく耳にする避雷針とはこの避雷設備を指しています。避雷設備は厳密には雷を避けるというよりも、むしろ雷を避雷設備に誘導することによって、建築物や人への被害を防ぎます。そして雷の電流をケーブルなどを通じて地面へと流します。こうした避雷設備は近年活躍する場面の増えている存在です。というのも都市部のヒートアイランド現象によって、局地的な雷雨が発生することが最近増えており、特に東京においては夏場ともなると毎日のように落雷が発生するような状況になっています。日本においては20メートル以上の高さを持つ建築物には避雷設備の設置が義務となっているので、こうした雷から都市生活を守っています。こうした現象は改善の見込みがないため、この状況は今後も続くと予測されます。

防護範囲などの諸注意

避雷設備は危険な雷から建築物や人を守ってくれる、ありがたい存在です。しかししっかりとした知識を持っていないと、折角の効果を得られない危険もあるので注意が必要です。避雷設備は雷を誘導して安全な場所に落として、その電流を逃がすことで建築物や人を防護します。そうした性格上、雷を誘導できる範囲である防護範囲というものが存在します。こうした防護範囲に入っている場合はよいですが、防護範囲から外れてしまうと雷の直撃を受ける危険もあります。また避雷設備を設置していたとしても建築物などへの被害を、完全に防ぐことは難しいです。例えば強い電流を持った落雷が発生した場合、建築物内にある電気機器などへ被害をもたらすこともあります。こうした電気機器には、個別に雷対策をする必要もあります。また避雷設備自体の経年劣化もあるので、最大限防護効果を発揮してもらうためにも、定期的な点検を心がけたいところです。